エアを意図的に巻き込む逆回転攪拌
通常,撹拌機の回転軸(シャフト)が回転する方向は時計回りに回転します。この通常の回転を正回転と呼びます。
逆回転とは通常とは反対方向,つまり反時計回りに攪拌軸(シャフト)を回転させて行う攪拌のことを指しています。
正回転と逆回転の大きな違いは正回転は押し下げた液流発生させ,逆回転は掻き揚げの液流を発生させます。逆回転を用いる目的としては攪拌する液体にエア(空気)を取り入れたい攪拌で行う攪拌技術です。
実例でみる逆回転攪拌

先日,水ととある薬品(界面活性剤)を混ぜ合わせて発泡を目的とする攪拌の相談を頂きました。発泡させて元々の液体の5倍の容量まで発泡させて欲しいと言うお客様のご要望でした。
今回この依頼を担当させていただきました,弊社係長の小久保より,実際の考え方と動画を踏まえて解説してもらいましょう。

逆回転攪拌の有効性

バッフル(邪魔板)1枚を今回の実験では使用しました。バッフルに衝突した液流が上昇して,ある程度のエアは取り込めますが,お客様が期待されている発泡が得られませんでした。そこでエアを取り込むことを最優先に考えて逆回転の攪拌を行うことにしました。結果発泡効率も抜群によくなってお客様の期待以上の結果を残すことができました。
(阪和化工機:小久保 談)
では,実際に正回転と逆回転の様子を動画で見比べてみましょう
⇒正回転の動画はこちら
⇒逆回転の動画はこちら